Finance Records

上手く行っている企業は何が違うのか?目標に届かなかった理由は何だったのか?様々な企業を記録し、財務分析を発信します。

資金調達しやすい決算書の考え方 その③環境はすでに変わりつつある。しかし、銀行に応援してもらえると見えてくる光景とは?

はじめに

 

 節税をぐっとこらえていい決算書を作った経営者には一つの機会が訪れます。

それは、銀行が応援してくれるようになるという機会です。

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決算書を良くするように決算に備えていく事はもちろんの事、近年は「事業性評価」が非常に重要になってきています。ここは会計のことが分かる人間と組んで、銀行に言われる前に先に作り上げていくことが必要です。

 

銀行は企業企業のビジネスモデルには基本的に興味がなく、決算書の数字を基に貸し出しをする期間が長く続きました。「金融検査マニュアル」ですね。この金融検査マニュアルはこの度廃止されます。

 

そうなってきたときに、銀行は決算書の数字以外にその企業の強み弱みなどを念頭において、その企業の経営する事業がどのようなものなのか?を元に融資を行っていくという流れに必ずなってきます。

 

この流れに乗って、銀行に応援される企業になれるかなれないか?というのは、今後を左右する大きな分岐点になります。

 

応援してくれるようになると、今まで企業が体験した事のない資金を確保する事ができます。どんな企業でも最初は外部からの資金調達によって大きくなってきました。

 

実際、それによって大きく成長した企業の例も多いです。

 

 

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このJINSなどもその代表格なのではないでしょうか。

 

借入を大きく行うと金利がもったいない?確かに金利は出ていきます。しかし、その代わりに潰れない会社にすることもできます。100万円の現預金しかなく借入金0の企業と、1億100万円の現預金を持っていて、借入金1億円の企業であればどちらがつぶれないでしょうか?

 

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しかも、仮に1億円調達した時に、金利が1%だとすると1日当たり約2700円程度です。

この金利は税金を減らす作用もある為、せっせと節税対策するよりも、こちらの方がよっぽど意味のある税金対策になっていると思いませんか?

 

 

しかも、ここ最近天災も非常に多い。もしかしたら、売上が一気に数か月止まるという事態も起こりうるかもしれません。そんな中、強く生き残っていくのはこのように現預金を多額に保有している企業なのです。

 

  

また、当然投資は成功する事もあれば失敗する事もあります。そんな風に、一度失敗してもまた挑戦する機会を得られるのが銀行からの調達なのです。その中からしっかりと回収することができれば、業績は伸びていく企業が多い。やはり業績を伸ばすスタートはしっかりとした投資からなのです。

 

 

 

その為には、いい決算書を武器に、銀行に惚れてもらうことが最も重要になってきます。

 

 

正常先に意地でも入っておかなければならない環境の変化が起きた

 

前回までの記事では、決算書の考え方についてお話してきました。

 

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これらの考え方は金融検査マニュアルが廃止されたとしても依然として重要です。

 

銀行に応援してもらい、成長の階段を爆速で駆け上がる経営者はみんな、ここはクリアしてきます。クリアして、その後複数の条件(今回はその中の最も大事なものを書きますね。)をクリアした企業には、銀行の「正常先」という格付けが与えられます。

 

 

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正常先は応援される企業になる為に最も重要なものです。この正常先になってくると、徐々に銀行がプロパーで融資をしてくれることが増えてきます。

 

まず銀行の正常先に入るのが銀行に応援してもらう近道です。また、今回保証協会の制度が変わりました。成長企業に対してはプロパー融資を併用する事が義務付けられるようになって来ています。

 

これが何を意味するかお分かりですか?

 

 

銀行は、保証協会の補助なしに自身の眼力をもって融資を行う必要が出てきたのです。

 

これによって、応援してもらえるところはどんどん応援されるようになり、応援できない決算書の企業は応援されなくなってきます

 

  

応援してもらえる企業になったとすると、複数の銀行から資金を調達する事ができます。これによって資金を増やすことができると、先ほど確認したように潰れにくい安全な企業を作ることができます。

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また、大きな金額を手元に保有している方が当然投資の際にも有利に働きます。いい物件、投資効率の高い物件は値段が高い事も多いです。借入を駆使して、ライバル企業の5倍以上のキャッシュを保有して経営しているとすると、当然競争力に大きな差が出てきます。

 

結果として、キャッシュを多額に保有した企業は、トップラインである売上も、ボトムラインである利益も大きく伸ばす例が多い。(もちろん、粗利率のコントロールは最低限必要になりますが。)

 

そうなると、企業の出口に大きく近づく事になるし、経営者のグランドデザインに基づいた理想の企業になっていきます。

 

どこを出口にして経営するかを決め、これらの財務戦略を構築していかないと、結局袋小路になり、後継者もおらずやむなく清算するという、今の先輩経営者の抱える最も大きな問題にいずれ直面する事になってしまうかもしれません。

 

我々は、このような企業の課題を経営の一側面である財務という部分から解消し、専門的な知識やノウハウを持って、経営者の力を最大限伸ばすサポートをしています。

  

何かお聞きになりたいことがあればメールでも受け付けますのでお気軽にご相談くださいね。

 

過去記事はこちら

 

 

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5年で85%の企業がつぶれる現状を何とかしようよ

 

今の日本は5年で85%の企業が潰れてしまいます。企業が潰れる理由はひとつだけ。現預金が尽きるから。お金が無くならないと会社は潰れない。でもお金に対する知識がないから潰れていってしまうのです。

 

しかし、現在の日本は調達天国です。調達の際の金利は数パーセント。

これは世界市場の資金調達コストに比べて倍近く低いコストです。

これは大きなチャンスなのに、うまく利用できていない企業が多いのは非常にもったいないと思います。

 

企業が成長する際にもお金が必要不可欠ですが、その成長の為の投資を行うにあたって、自社で儲けた利益のみで賄うのは日本の税制上不可能です。

 

節税は企業の体質を脆弱化させます。

 

そうなると、銀行からの資金調達を戦略的に利用することこそ、今の日本の企業に必要な思考です。

 

調達に成功し、大きな現預金を持つ企業は更に成長していきます。私はビジネスモデルがしっかりした企業が、資金を大きく調達して一気に成長していく姿を何度も見ています。このことからも分かる通り、経営を加速させるためには、ビジネスモデルと財務の両輪が必要なのだと実感しています。

 

「赤字の企業には銀行はお金を貸してくれない」

「借金は借りたら返さなくてはいけない」

「融資を受ける時には、保証や担保がとられるのは当たり前だ。」

「覚悟を示すために保証に入る」

 

これらは全て間違いです。

しかし、社長にはややこしい数字周りや銀行の勉強も、理解も必要ありません。最初に企業の状況、投資先、調達後のビジョンなどのヒアリングのお時間を頂けますと、その後は私が御社の財務戦略を支援します。

 

その間、あなたはご自身の事業に集中し、その磨いた事業であなたの顧客を幸せにして下さい。今やるべきは、資金調達の為に掛けている時間を買い、本業に集中することです。

そして、調達した資金を元に的確な投資を行い、更に顧客を幸せにしていただければと思います。

 

セミナー等もやっているので興味ある人はお声がけを

 

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直近のセミナーは満員御礼になりました。ありがとうございます! 

 

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