Finance Records

財務諸表や決算書は企業の成績表!!さまざまな分析を通して財務の面白さをお伝えします。

PL(損益計算書)

「仕組みを変えれば世界はもっと良くなる」。ラクスルのビジネスモデルは学べるところがてんこ盛り!

今回は、2018年にIPOしたラクスルについて取り上げてみたいと思います。 ラクスルのビジネスモデルは、簡単に言ってしまうと、古い業界を「ITの力で効率的に」というものです。 古い取引の流れを、自社を経由することによって徹底的に効率化するというものな…

ZOZOは巷で言われている部分とは別の部分がヤバいと思う。財務諸表を見ると、ある部分が怖いレベルで少なすぎ!

なんだかZOZOを取り巻くニュースがネガティブなものが多くなってきていますね。 個人的には少し騒ぎ過ぎじゃないかなあ…と思う一方、ZOZOの1ユーザーであった私も最近利用頻度が落ちてきていますので、何かが変わっていっているのかもしれません。 なぜZOZO…

ビジネスモデルは数値に表れる。and factoryの財務諸表からわかるビジネスモデル

今回は、とんでもない成長率を誇るand factoryの財務諸表を使って、財務的な側面からこのビジネスモデルの仕組みを見ていきましょう。 一つ特徴的な部分を申し上げると、「超効率的に利益を挙げられている」という事になります。これはビジネスモデルがその…

成長速度が規格外!売上が3年で1700%成長している「and factory」のビジネスモデルを分析!

今回は、爆速で成長中である「and factory」について見てみましょう。 先出しさせていただくと、and factoryはIOTが将来の核であり、ホテル業からくる生態データの取得を行っていることが非常にユニークなビジネスモデルになっています。 そのビジネスモデル…

従業員が少なくても回ってる?HIS社長の息子が仕掛けるベストワンドットコムは、安さが売りのプラットフォーム事業!

皆さん、旅行はお好きでしょうか? 旅行がお好きな方も、クルーズツアーに参加されたことがある方はそう多くないかもしれません。今回は、そんなクルーズをもっと身近に。若い旅行者や、クルーズをしたことがない人に向けてクルーズサービスを提供する「ベス…

このビジネスモデルで大丈夫?AIを使った人材教育を行うIPO企業のアルーを分析

(https://www.alue.co.jp/) 今回は上場したばかりの企業である、人材教育の支援事業を手掛けているアルーについて見ていきたいと思います。 どのような事業が中心かというと、「教育にAIを掛け合わせて、個別最適された学習を加速させる」というもののよう…

BUYMAの非常にユニークなビジネスモデル。財務諸表を見ると明らかに儲かっているエニグモについてレビュー!

今回は「エニグモ」という企業を紹介したいと思います。 (http://www.enigmo.co.jp/business/buyma/) エニグモは、「世界を買える」というフレーズの名の通り、世界中のアパレルを購入できる「バイマ」というサービスを提供しています。 (http://www.enig…

81歳でIT企業をIPO!?旧態依然の卸売業に風穴を開けるMマートの財務諸表とビジネスモデルについてレビュー!

Mマートは2018年にマザーズ上場した新興企業です。社長の御年なんと現在83歳。64歳で未経験のIT業界で起業し、81歳で上場を果たされた鉄人です。 この企業は、「古い体質の業界ほどネットの力によって革新的なサービスを出すことができる」「マーケットプレ…

情報製造小売業の道半ば。国内ユニクロを伸ばすより海外を伸ばすべき?国内市場が飽和状態のユニクロ、学ぶべきはInditexか。

ファーストリテイリングの2019年のQ1の財務諸表が公開されました。 全体的には、「利益はしっかりと出ているものの、前年度に比べて利益は減少」という結果になりました。その要因は主に国内ユニクロなのですが、暖冬であるという要因はあるものの、「国内に…

財務諸表をみるとFarfetchは赤字。なのになぜ「将来性がある」と言われるのか?財務的に分析!

(https://s22.q4cdn.com/426100162/files/doc_financials/2018/Q3/Farfetch-Limited-Q3-2018-Earnings-Slides-(IR-Website).pdf) Farfetchはなぜ「将来性がある」といわれるのでしょうか? その答えは「優秀なユニットエコノミクス」にあると思います。そ…

ディズニーはやっぱり凄かった。売上分析すると見えてくる、ディズニーの圧倒的な"巨人"感。

(https://www.thewaltdisneycompany.com/)せっかくオリエンタルランドの分析を行ったので、今回はディズニーランドの親元であるウォルトディズニーの財務諸表の分析を行ってみましょう。 実はウォルトディズニーはディズニーランドの運営を行う企業ではあ…

ZARA率いるInditexの実力はどれくらい?ZARAの戦略も垣間見れる時系列分析!

今回は英語の財務諸表に手を出してみます。というのも、このようなブログをご覧になられる方は向上心のある方ばかりだと思います。決算書などの財務諸表は企業の成績を知るという機能がありますが、もう一つ大きな特徴は「数字は世界共通の言語」だという事…

就活生が決算書を使うには。企業分析方法③横比較で他の学生の大きな差をつけよう 伊藤忠の財務諸表編

財務諸表を就職活動に役立てよう。今回は第3弾です。 前回、前々回と一つの企業を時系列で見てみると変化がダイナミックに把握できるというお話をさせてもらいました。 www.finance-seisekihyo.com ですが、出来れば、皆さんにはもう一つ上の段階に進んでい…

就活生が決算書を使うには。企業分析方法①時系列で考える。 伊藤忠編

今回は「会計を通して企業を知る」という方法について。 筆者が財務分析を始めたきっかけは「企業の実際の姿を知りたい」「できれば何でこの企業が伸びているのかを知りたい」このような思いを持っていたからでした。 この技術は、きっと就活生の皆さんにも…

ユニクロの無人工場の立役者のダイフク、実は隠れた優良企業だった?

(https://www.daifuku.com/jp/) ダイフク社といって、聞きなじみのある方は少ないでしょう。しかし、ユニクロの無人工場のニュースはお聞きになった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 ユニクロの無人工場については(https://www.fastretailing.…

LINEの財務諸表分析 LINEは「メッセージアプリ」というイメージからの脱却が鍵か?

LINEは常に変化する不確実な環境に対応するために多くの事業に参入しているのではないか?そう思わせるくらいLINEは新しい事業のプレスリリースを立て続けに出しています。 (LINE Corporation | ニュース) 10月あたりから、「LINE Token Economy」「LINEテ…

ソフトバンクの財務体質。ソフトバンクがなぜ借入ばかりしているのか考えてみた。

今回はお金の流れからソフトバンクの投資の歴史を振り返ってみたいと思います。 (出典:https://www.roboticsbusinessreview.com/listing/softbank-robotics-corporation/) 売上の全体像を軽く確認 ソフトバンクは現在確認できるだけでもメイン事業であるソ…

ソフトバンクの財務諸表。ソフトバンク・ビジョン・ファンドと会計ルールの使いこなし方がすごすぎる。

今回はソフトバンクの上期の成績を見ていきたいと思います。まず初めに。ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)ヤバすぎます。あとIFRSのルールを上手に使いすぎ。 (出典:https://www.softbank.jp/sbnews/) 何はともあれ全体像を見ていきたいと思いま…

ひっそりと増加したpixibo株。財務諸表を読むとZOZOの次の打ち手が明らかに?

今回はかなり会計的な話をば。損益計算書と貸借対照表の関係性から企業の打ち手を読む方法について書いていきたいと思います。 損益計算書は上から下に 損益計算書は3か月間の売上から利益までの流れを書いてくれています。 こちらがこの3ヵ月の損益計算書(…

財務諸表からDeNAの事業分析。一番ホットな事業はベイスターズか?SHOWROOMか?

今回はDeNA(ディーエヌエー)の財務諸表の中でも最新の四半期決算書(3か月ごとに発表される速報の決算書です)を使ってDeNAの最新の姿を見ていきたいと思います。 ちなみに、DeNAはゲーム、ベイスターズ、SHOWROOMなど複数事業に関わっていますが、今期、唯…

イメージの湧かない企業の財務諸表分析方法 DeNAの決算書でやってみた。

今回はどんな事業をやっているのかあまり想像がつかない企業の財務諸表の分析の方法をお伝えします。分析する企業は今回はShowroomの母体になっているDeNA。さっそく決算書を見てみましょう。 筆者のDeNAに対するイメージはアプリのゲーム会社だという程度の…

ユニクロはここからさらに海外進出を加速させていくと思う。ユニクロの財務諸表を読んで分かる事。

今回分析する企業はユニクロGU率いるファーストリテイリング。今回の記事は財務諸表からわかる事について触れています。 ファストリはどれだけ儲かったのか?(PL分析) まず全体像から見ていきましょう。売上2.1兆円(前年比+14.4%)、営業利益2362億円(+…

メルカリの財務諸表分析。海外事業がまっかっかの大赤字

メルカリって儲かっているという印象はありませんか? しかし、実はメルカリは企業トータルの利益を見ると大赤字になってしまっています。 メルカリは一言でいうと、「ある一定のラインを超えると、その売上が丸々利益につながる」ビジネスモデル。しかし裏…

ZOZOの利益率が急降下!その理由を分析してみた。

今回は、「ZOZOの利益が急下落した理由」「利益率が落ちたのはヤバい事なのか?」について書いています。 前期までの決算が絶好調だったZOZO。ゾゾタウン内でゾゾスーツを無料配布した自社ブランドの実績も組み込まれた決算書が公開されましたので確認してい…

株価のストップ安。TOKYO BASEは「ヤバい」のか?

株価が急激に下落してしまい、ストップ安にまでなってしまったTOKYOBASE。財務的にみると、その原因はどこにあるのでしょうか。また、経営が傾くほどまずい状況なのでしょうか。 7/13に四半期決算の発表がなされています。四半期決算書は企業の直近3ヵ月の経…

マクドナルドの収益性を分析②会計系の人間の売上分析の思考法

前回の続きです。少し厳密な話をしたいので、前回からの話を振り返りたいと思います。 マクドナルドは飲食店ですので、売上の構成要素としては「顧客数×顧客単価」、「店舗当たりの売上高×店舗数」などに因数分解できます。また、マクドナルドは直営店だけで…

マクドナルドの収益性を分析①儲かるための鍵とは?

(IR情報|McDonald's) 2015年から社長が全国を回り顧客にヒアリングを実施した結果打ち出したビジネスリカバリープラン。そのプランに従って、マクドナルドの利益は回復しました。 今回は、決算説明書をもとにどのような経緯をたどって利益が回復したのかを…

しまむらの儲けの構造は?費用は下げられるのか?

企業の利益を増やす方法は二つ。 売上を増やすか、費用を下げるかしかありません。 しまむらやアベイルを持つしまむらグループ 店舗販売がメインの会社なので、 売り上げの構造は「来場者数×一回来場当たりの購入額」という風に分解できます。 また、しまむ…

ZOZOTOWNの販管費は、今後も注視する必要あり?

その会社のビジネスモデルが分かると言われている販管費、その内容はどうなっているのか?直近で激増している金額とは? 成長著しいZOZOTOWN つい先日、時価総額で楽天を抜いたという報道がなされていましたね。 そんなZOZOTOWN、利益率も30%近く出ており…